The Founder of the Iglesia Ni Cristo

Iglesia Ni Cristo (キリストの教会) の設立者

Iglesia Ni Cristo (キリストの教会) の設立者

La Biblia enseña sobre una sola verdadera Iglesia y cuyo nombre es “Iglesia De Cristo,” que es profetizada, y cree que solamente el Padre es el Dios verdadero

Por ROMMEL V. SAN PEDRO

(和訳: KENTO S. ABAGON)

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1914年にIglesia Ni Cristo (キリストの教会)を設立したのは誰なのか。この教会員たちは、私たちの主イエス・キリストがこれを設立されたと固く信じている。しかし他の人々は、兄弟フェリックス・マナロがこれを設立したと主張している。イエス・キリストが1914年にフィリピンに来て、ご自分の教会を設立なさったのかと、彼らは述べているのである。

正しい答えを聖書から導き出そう。

私たちの主イエス・キリストは1世紀にご自分の教会を設立された。彼は使徒ペテロに、こう述べられた:

「わたしもあなたに言う。あなたはペテロである。そして、わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てよう。黄泉の力もそれに打ち勝つことはない。」(マタ16:18口語訳)

キリストが設立された教会は、彼の体であり、彼がその頭です(コロ1:18)。この教会こそ、キリストがご自分の血によって買い取られたキリストの教会である。

「あなたがた自身と群れ全体とに気を配ってください。聖霊はキリストがご自分の血で買い取られた、キリストの教会を牧させるために、あなたがたをこの群れの監督者に任命なさったのです。」(使徒 20:28 ラムサ訳を日本語に訳したもの)

1世紀のキリストの教会は成長し、信者が増えていった(使徒 8:4-5; 6:7)。しかし、当時の教会は偽預言者たちによって真の信仰から引き離され、使徒たちの死後に背教してしまった(マタ24:11, 4; 使徒20:29–30; Ⅱテモ4:6)。

それでは、1914年にフィリピンに現れたキリストの教会は一体なんなのか。これは、ヨハネ10:16に記されている預言が成就されたことによって再設立された、キリストの教会である:

「わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。その羊もわたしの声を聞き分ける。こうして、羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる。」(新共同訳)

この節で、キリストはご自分がこの世におられたときの群れにまだいなかった、ほかの羊について述べておられる。彼らはキリストの声を聞き分けて、一つの群れである教会(使徒20:28ラムサ)になると言われた。しかし、1914年当時、キリストはもうすでに天におられた。彼らは一体、どのようにしてキリストの声を聞き分けることができたのか。ある選ばれし御使いが、キリストのことばを宣べ伝えていたのだ:

「あなたがたに聞き従う者は、わたしに聞き従うのであり、あなたがたを拒む者は、わたしを拒むのである。そしてわたしを拒む者は、わたしをおつかわしになっ たかたを拒むのである」(ルカ10:16口語訳)

「よくよくあなたがたに言っておく。わたしがつかわす者を受けいれる者は、わたしを受けいれるのである。わたしを受けいれる者は、わたしをつかわされたかた を、受けいれるのである」。」(ヨハネ13:20 口語訳)

キリストは、人々が神の御使いの宣教に聞き従うとき、キリストに聞き従うことになると、証言しておられる。このため、私たちの時代、キリストご自身が人々に宣教し、キリストの教会へと導く必要はないのだ。キリストはご自分のことばを宣べ伝えた御使いを通して、ご自分の教会を設立されたのである。私たちは、兄弟フェリックス・マナロがこの務めを果たすために遣わされた者であると、固く信じている—彼はこの終わりの時代の神の御使いなのである(イザ41:9–10; 46:11–13)。実際、彼は救われるためにキリストの教会に入るようにと人々に宣べ伝えていたのだ。

聖書の他の預言も、この真理を裏付けている: キリストの他の羊である、キリストの教会の他のメンバーは、「遠く」から来ると預言されている(使徒2:39 新改訳)。その場所は、聖書の他の預言で「遠い東」(イザ43:5モファット訳を日本語に訳したもの)にある、「海の島々」(イザ24:15新共同訳)と表現されている。これらの預言の成就は、7,107の島々で構成されている遠い東にある国であるフィリピン(International Security and the US, 614ページ)であり、そこで兄弟フェリックス・マナロが宣べ伝えていたキリストの教会が1914年に現れたのだ。

さらに、神はご自分の息子と娘らが、「地の果て」の時代である終わりの時代から現れることも預言された。その時代は、世界中でうわさになるような戦争が起こったときに始まる(イザ43:5–6; マタ24:3, 33, 6–8)。この戦争の成就は、1914年7月27日に勃発した、第一次世界大戦である(マタ24:6–8 Last Days Bibleの脚注)。その同じ日に、キリストの教会はフィリピン政府に登録されたのだ。

したがって、キリストはご自分とそれに関連した預言が成就されたことによって、ご自分の教会を設立することができたのは否定することはできない。主イエス・キリストが、Iglesia Ni Cristoの設立者なのである。